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夕餉録 [他愛無事]

10/7 彼が迎えに来てくれる日にかならずふたりでお世話になる床屋さん。並んで顔をあたってもらう。大変に腕の良いご高齢の夫妻。もうなにも申し上げる必要はなくて、黙って座って全部お任せすればよい。こんな時間がいつまでも続くとよい。

引き車の果物の目利きの青果さんで葡萄、梨を二種。露地物の蜜柑。肉屋さんに注文しておいた角切り豚肉としゃぶしゃぶ用ロースを引き取る。この量(1kg)は彼氏の家に行くんだねと同店の女将。笑ってしまった。
飲食店の動きが止まっているので酒が出ないと嘆く酒屋さんで無濾過生原酒の四合瓶を2本。
夕餉:築地で求めたさざえとホウボウとカンパチの刺身。塩と梅昆布茶で短時間に蒸し茹でした枝豆。日本酒。彼に金目鯛のひらき、自分はかますのひらき。湯豆腐。

10/8 つれが仕事に出ている昼間に部屋の内見。ぴんとこない。知らぬ土地の物件探しとは げに疲れるものだ。
彼がずっと馴染みにしている中華料理屋でひとり軽く昼食。ビールを一本。普段まったく愛想のない(しかしすこぶる腕はよい)中国人のご主人が「(緊急事態宣言あけて)やっと飲めるようになりましたね」と笑った。験が良い。「だから最初の外食にここでいただこうと思って伺ったのです」と返すと、ふふっともういちど笑われた。酒類出せなくとも店はけして休まず一人でよく耐えられたひとなのだ。

夕餉:干し甘海老をトースターで焼いて日本酒を少し。
豚肉ごろごろのポークカレー。蒸したメークインを厚く切ってカルピスバターとクミンシードとガーリックパウダーでかりかりに焼いてカレーに添えた。盛った皿上に散らした穂紫蘇がよく合った。
ロメインレタスとアイコトマトのオニオンドレッシングサラダ。蕪の浅漬け・橙の香りを搾って。

10/9 
夕餉:干し甘海老の残り。烏賊の刺身。豆腐と白菜と薄切り豚肉のしゃぶしゃぶ。ワカメと胡瓜の酢の物。日本酒の残りを少し。

10/10 
夕餉:前々日のカレーを解凍、煮詰めた最後にクミンシードをたっぷり加え、仕上げにリーペリン・ウスターソースを数滴垂らしたら欧風カレーのようになった。美味。キャロット・ラペ。ロメインレタスのサラダ。  

10/11 
両家顔合わせに予約した店へ確認に行く。混んでいたので詳細はまた後日。
夕餉:時鮭を焼いてたっぷりの大根おろし。廃業してしまった豆腐店の最後の大判揚げを冷凍しておいたので、葱と一緒におみおつけ。サツマイモのレモン煮。茄子とピーマンと薄切り生姜の味噌煮。

10/12
夕餉:出汁を濃くひいて鱈と白菜と水菜、葱、ブラウンえのきの鍋。橙六つをたっぷり搾ったポン酢。
サツマイモのレモン煮。主食を省いた代わりに食後に餅をふたつずつ焼いてぜんざいにした。
塩を少しきかせてさらっと仕上げたぜんざいが美味いと云う。やはり普段のはちょっと甘すぎるのだね。
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